アクアレイヤー導入事例 (1)  


アクアレイヤーはいろいろな考え方を組み合わせて設計することが可能です。
一見、複雑に見えますが、基本的な考え方を理解していればさほど難しいものではありません。
ここでは具体的な事例をご紹介します。設計時の参考にしてください。
 
 

OMソーラーシステム利用(屋根集熱空気熱源)

設計:松原正明建築設計室 松原正明氏
物件名:H邸(神奈川県横須賀市)
竣工:1998年
 
松原正明建築設計室1 概要:
 2階にアクアレイヤーを設置し、
 屋根集熱した温風を床下土間コンクリートだけでなく
 2階床にも蓄えられるように。
 OMソーラーシステムを使用し、
 2階に主な生活空間を配置したい場合に最適なシステム。





1)採用した理由
施主から使いたいとの強い要望があり、採用検討するうちに
OMソーラーは太陽熱で暖められた空気を通常は1階の床下土間コンクリートに
蓄熱させて1日を通して安定した室温を保てるように計画します。しかし、
この住宅では2階に主な生活空間を配置したため2階床下に蓄熱材を入れたいと思いました。
コンクリートでは構造そのものが大きく変わってしまうため
熱容量が大きくて木造の2階床下へ簡単に入れられる物を探していてアクアレイヤーに出会いました。
OMソーラーの蓄熱の役目以外に太陽光のダイレクトゲインによる集熱が
対流により部屋の奥まで行き渡ることや1階への防音も期待しています。

松原正明建築設計室2 2)お客様の声
 当初は1、2階両方の床下に
 OMソーラーで暖められた空気を送っていましたが
 2階が暖かすぎて今では2階へのダクトは閉じています。
 それでも1階から伝わってくるOMと
 日差による熱をアクアレイヤーがやさしく伝えてくれて、
 家全体がほんわりとした暖かさになっています。




3)アクアレイヤー仕様
アクアセルタイプ :45mm
設置階:2階
設置面積(アクアセル全長):19.20㎡(63.36m)
発熱量:OMソーラー熱源のためシートヒーターはなし
水量:約730リットル
イニシャルコスト :約210,000円(東京都内施工の場合に換算)
 ※イニシャルコストは、それぞれ施工当時の価格になります。

松原正明建築設計室3


4)建物仕様
構造:木造
断熱方法:壁内断熱
主要断熱材:
 屋根-グラスウール32K t=100mmまたはサニーライト t=80mm
 外壁-サニーライト t=60mm
 床 -2階 なし
開口部:輸入断熱サッシ(ペアガラス) 2階南側引き戸はシングルガラス+障子