14.暖房とは

暖房は室温を必要以上に上げる事でなく、輻射熱を多く発する面を出来るだけ大きくすることが基本
です。同時に、快適さを増すためには部屋の熱容量を大きくする事が必要です。
これからの住宅において、暖冷房は出来る限り太陽エネルギー(太陽電池を含めた発電方式やダイレ
クトゲイン)に頼ることが最も理にかなっていると思います。

また住宅の設備は寿命を延ばすために出来るだけ単純な構造であることが必要です。高温部があった
り、高速回転部があったり、複雑なメカ構造や回路構成があるからと言って、必ずしも便利で進化を
している物とは言えません。複雑さは必ず故障率を大きくします。

住宅を設計するとき最も大切なことの一つは、長期間にわたってできるだけメンテナンスをしないで
すむ物を選ぶことです。生涯にわたって設備に掛かるランニングコストはエネルギー費、メンテナン
ス費、新規設備の再購入費、廃棄処分をする時はその処分費、新エネルギーへの変更費などです。

新築の時は先ず建物そのものを熱的にしっかり作っておく必要があります。あたりまえですが、冬は
極力家から熱を逃がさず、太陽エネルギーは出来るだけ取り込み、夏は極力直射日光を入れず、通風
を十分に確保するという理想を先ず検討すべきでしょう。
その上で、どのような設備を選ぶかを考えることだと思います。