連載企画「太陽熱を活かす三原則」

 

 「集熱」-5   

 

「太陽からのエネルギー」

集熱の五回目になると、もう既に首の上にあるちっぽけな脳みそに弾は無いので、
五回も書くというのは結構大変です。
鉛入りの屋根瓦でも溶かして弾を捻り出さねば成りません。
集熱とは、何を集熱するのかと言う事を考えてみると、その大元は勿論太陽熱です。
311があって最近はやっと太陽エネルギーだとか太陽「熱」エネルギーだとか
太陽「光」エネルギーだとか、ほんの多少認知されるように成って来たようです。
(国はいまだに本気だとは思えませんが・・・・)
太陽というのは、誰でもがこの地球上に生まれ出た時から当然ある物です。
ですから特別意識しません。
その為、余りにも当たり前過ぎて、その存在価値が見えなくなってしまいがちです。

しかし、太陽は、言うまでもなく私達地球上の生命体の全てを支えている原点です。
太陽からのエネルギーが有るからこそ私達は生かされている訳です。
太陽が意識できないのは一々空気を意識していないのと一緒です。
人間は当たり前の事を感じることはとても不得意な動物のようです。
現在は、まだまだ、石油や石炭や原発だけがエネルギーだと考えられていていますが、
いずれ、そう遠くない時間でどれもが無くなってしまうエネルギーです。
それに比べて、と言っても本当は比べようがないほど、
これらのエネルギーはちっぽけなんですけど、
太陽エネルギーが唯一これから永久的に使うことが出来るエネルギーです。

永久と言っても、もう少し具体的に言うと50億年ぐらいは、今のように輝いているようです。
人間の寿命に比べると50億年は永久と言っても良いと思います。
もし人類がその時まで生き残っていたとしたら、
生命体としてどんな進化を遂げているのでしょうか。
(何しろ、5億2000万年前のナメクジウオが人間に進化したわけですから、
 それの10倍の時間が過ぎたら想像できない生物になっているんでしょうね・・・・
 想像しただけで恐ろしいやら、楽しいやら・・・・)

また、地球が受けている熱エネルギーは
太陽が放出しているエネルギーの20億分の一ぐらいだとも言われています。
視点を変えれば、それほど莫大な熱源に地球は恵まれているという事に成ります。
それも、熱源維持にお金が掛からず、その上、何の廃棄物も出しません。
CO2も強毒性核廃棄物も出しません。
あらゆる廃棄物が出ないので、廃棄物処理費はゼロ円です。
CO2が出ないので、温暖化は勿論、海水の酸性化の問題も起きません。

言ってみれば、熱と光だけが純粋に取り出せる理想的な熱エネルギー源です。
こんな理想的なエネルギーを上手く取り込めば、詰まり「集熱」すれば、
この地球上の環境をわざわざ私達人間の手で壊すことはしないで済みます。
地球はこのエネルギーに曝されているわけですから、
マクロ的に見ると地球自体が大きな集熱器ということでもあります。

        太陽からのエネルギー


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